今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 だからこそ、今以上の魔法を求めてしまうのかもしれなかった。

「人型になれるほどの魔族なら、魔法の知識も普通とは違うはずよ。もしかしたら人間の世に知れ渡っていないものもあるかもしれない。……この村にいるだけじゃ決して学べなかったものを、私は知りたい」

(……知らなかった。レナーテがこんなふうに考えていたなんて)

 エステルはゲーム内で訪れる魔法使いしかいない街が、図書館が乱立する知識の宝庫だったことを思い出す。

(魔法使いは潜在的に知識を求めたがるのかもしれない)

 エステルとしてはレスターに賛成したかったが、レナーテの切実な姿には胸を打たれる。