今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 残念ながら魔王の復活は避けられなかったが、未来が変わっているのならかまわないだろう。

「ゼファーラントさんはこれからどうするつもりなのかしら」

 レナーテが難しい顔をして言う。

 答えたのはレスターだった。

「あの感じだと、しばらくここに留まるつもりだと思う」

「嘘でしょ」

 つい声に出したエステルがぱっと口を手で覆う。

 それをおもしろがったフェンデルに頬をつつかれた。

「向こうがそうしたいなら止める理由はないだろ?」

「そうね。私もそう思うわ。魔族についてはわからないことも多いし、人間から見ていい魔族もいるのかもしれない」

 ふたりの発言にディルクも大きくうなずく。