ようこそ、むし屋へ ~深山ほたるの初恋物語編~
ファンタジー
完
0
にゃもにん/著
- 作品番号
- 1696189
- 最終更新
- 2023/05/30
- 総文字数
- 62,645
- ページ数
- 63ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,492
- いいね数
- 0
『むし屋』では、執事風イケメンがあなたの『むし』を高額買取致します――。
外人のようなはっきりした目鼻立ち。
いかにも柔らかそうな髪は燃えるようなオレンジ色に染まっていて、同じ色のロングジャケットが、細長い彼のシルエットを浮き立たせていた。人にしては、あまりに美しすぎる。
死神かな。なんちゃって。と、ほろ酔いのほたるは思った。
ふいに、死神の大きな手がほたるの頬を包みこむ。すると、ほたるの切ない初恋の記憶があふれ出したのだった。
外人のようなはっきりした目鼻立ち。
いかにも柔らかそうな髪は燃えるようなオレンジ色に染まっていて、同じ色のロングジャケットが、細長い彼のシルエットを浮き立たせていた。人にしては、あまりに美しすぎる。
死神かな。なんちゃって。と、ほろ酔いのほたるは思った。
ふいに、死神の大きな手がほたるの頬を包みこむ。すると、ほたるの切ない初恋の記憶があふれ出したのだった。
- あらすじ
- 大学1年生の深山ほたるは、地元で仲の良かった友達との同窓会に向かう途中、不思議な雰囲気の美青年に「随分と珍しい虫をお持ちですね」と声を掛けられる。美青年がほたるの頬に手を当てると、切ない初恋の記憶が飛び出したのだった。
その後、美青年は忽然と消え、ほたるは奇妙なお店『むし屋』にたどり着く。出迎えたのは、執事風イケメンの向尸井理。
向尸井は、ほたるの体内にいる「むし」の買取りを勧めるが……。
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