「影人」という小説を書いた。
 自分たちは日の当たらない影人だと思ったのだ。
 担任の先生と話していた。先生は日本は天才ではなく、凡人を育てる国だ、といった。それを批判するためのものだった。
 近未来SFだった。
 
 主人公はハリヨ。物理学の天才少年だ。高校生。私は物理学者になりたい、と思っていた。

 冒頭は面談のシーンだ。それを書いた。
 女教師が出ていた。
 なぜか女教師であった。
 女教師はハリヨの成績が落ちているというのだった。

 ハリヨは文化センターへ行くのであった。僕は文化センターにあこがれていた。

 ハリヨはチラシを拾う。そこに地図が書かれてあった。そこに行くと、転送機で天才少年の組織に入れるのだった。

 これは先生に見せた。