「ゴッド・オア・デビル」という映画の構想を練った。
 ある日黒衣の男が現れる。その黒衣の男が次々と人をあやめていくのだ。
 僕は有名になることを妄想していた。そうして映画やCMに出ることを妄想していた。僕が黒衣の男に扮し、ライフルを撃つといったような妄想をしたような気がする。
 黒衣の男が電車の中で人をあやめていくシーンを思い浮かべた。
 死絶対幸福理論をいうためのものだった。死絶対幸福理論とは、死ぬことが絶対的に幸福という理論だった。