炎の勢いはすごく、とても通り抜けられない。ミンジュンはニコリと笑い、続けた。
「この部屋の奥には隠し扉がある。そこから三人は脱出しな。ただし、この二人は置いて行ってくれ。……バイバイ」
「おい、やめろ!!」
ヨハンが声を上げる。だが、それを気にすることなくミンジュンは引き金に指を当てた。その指先は微かに震えており、彼の目から涙が零れ落ちる。
「生まれ変わったら、また医者になってみんなに会いたいなぁ……」
泣きながらミンジュンは言った。その言葉をかき消すように一花が叫ぶ。
「ミンジュン、お願いやめて!!そんなことしないで!!ミンジュン、ミンジュン、ミンジュン!!」
一花の方を桜士は見た。彼女は桜士とヨハンが助けに来た時よりも泣いている。その涙は、桜士の心に確かな傷を付けた。胸が痛い。炎で焼かれているかのように、痛い。
「イ・ミンジュン!!馬鹿な真似はやめろ!!」
桜士は拳銃を取り出し、ミンジュンに向けた。
「この部屋の奥には隠し扉がある。そこから三人は脱出しな。ただし、この二人は置いて行ってくれ。……バイバイ」
「おい、やめろ!!」
ヨハンが声を上げる。だが、それを気にすることなくミンジュンは引き金に指を当てた。その指先は微かに震えており、彼の目から涙が零れ落ちる。
「生まれ変わったら、また医者になってみんなに会いたいなぁ……」
泣きながらミンジュンは言った。その言葉をかき消すように一花が叫ぶ。
「ミンジュン、お願いやめて!!そんなことしないで!!ミンジュン、ミンジュン、ミンジュン!!」
一花の方を桜士は見た。彼女は桜士とヨハンが助けに来た時よりも泣いている。その涙は、桜士の心に確かな傷を付けた。胸が痛い。炎で焼かれているかのように、痛い。
「イ・ミンジュン!!馬鹿な真似はやめろ!!」
桜士は拳銃を取り出し、ミンジュンに向けた。


