「…凛がするなら、俺もする」

瑠生が言った。

「決まりな。空たちも手伝えよ」

「アハハ。瑠生、単純なんだから〜(笑)」

海は何故か笑っていた。

何でだろう?

昼休みが終わるまで、理事長室で過ごした。

「では、今からメニューを決めていきます。係と当番の時間は、先生が決めてくれたので今からプリント配ります」

夏也さんが決めた?

嫌な予感が…

配られてきたプリントを見ると、やっぱり…

私たち6人の名前は、接客係の方に。

しかも、10時から15時って受付終わってすぐで最後までだ。

こんなの瑠生たちが許すわけない…

「夏也にぃ。ちょっと話し合いだ」

ほーら。

瑠生が夏也さんを呼んだ。

瑠生たちは席を立って廊下に出たので私もついていった。

「実行委員、進めててくれていいから」

夏也さんもでてきた。

「この当番どーゆー事だよ」

「どーゆーことって、見たまんまだ」

「まず俺ら、接客しねーんだけど。裏方希望なんだけど」

「希望は聞いてないからな。お前ら接客に回さないと、コスプレカフェの意味ないだろ。お前ら目的の客が大半なのに」

まぁ、そうだよね。

ほとんど瑠生たち目的だろう。

「でも、私しなくても良くないですか?」

「凛は、男ウケにいい」

男ウケ?

私が?