「このクラスは、コスプレカフェに決定しました!」

教壇で、文化祭実行委員の人が言った。

体育祭も終わり、中間テストも終わり10月下旬に。

今日から3週間、文化祭の準備期間だ。

今日は衣装やメニュー決めて、明日から本格的に動いていくらしい。

体育祭と同じで、午後の授業は文化祭準備になる。

文化祭の出し物決める時、コスプレカフェの一択だった。

全員コスプレしないといけないらしい。

決まった時、瑠生たちは「絶対裏方」って言ってた。

私も裏方希望だ。

あれから、海と岳にぃは2人で会ってないと思う。

会ったら、海が言ってくるし。

岳にぃも、海の誕生日教えたけど何もあげてないと思う。

「では、今から着る衣装を決めていきます。今から配るカタログの中から決めて下さい」

配られたカタログを見た。

「凛、色違いで着ようよ!双子コーデみたいに」

「いいよ!何着る?」

「んー、やっぱり定番でメイド服とか?色んな種類あるし!」

私と海はカタログ見て衣装決めてるけど、瑠生たちは寝ている(笑)

カタログ見てると、夏也さんに肩を叩かれた。

何だろう?

夏也さんの方を見ると、1枚の紙を見せられた。

【春輝たちの衣装決めとけ】と、書かれていた。

私と海は頷いた。

「何にする?」

「やっぱり、執事服でしょ」

私たちは、勝手に瑠生たちの服を決めた。