「凛〜!起きなさい!入学式から遅刻する気!?」

1階から、ママの声が聞こえる。

「おはよう!今日は、もう起きてるよ!」

「あら、珍しい」

「入学式が楽しみで、早く寝たもんね」

小学生の遠足が楽しみみたいな理由。

けど、それほど楽しみだ。

「凛も高校生か。早いな」

「パパは、入学式来ないの?」

「仕事で、どうしても休めなくてな。ごめんな」

「ううん!お仕事頑張ってね。岳とにぃと湊は?」

「もう起きてくると思うよ」

ガチャ…

『おはよう』

「おはよう、岳にぃ、湊」

「凛、なんで俺と同じ高校にしなかったんだ?」

「あー、もうその話何回もしたよ!じゃあ私行くね!ママ後でね!いってきまーす」

私は、鞄を持ち家を出た。

いい天気。

晴れていて桜も咲いていて、入学式日和。

私の名前は、橋本 凛。

今日から高校1年生。

茶髪の髪は、胸下まである。

家族は、5人家族。

ママとパパ。

子供の私が言うのもあれだけど、美男美女。

参観日とか来たら絶対注目されてる。

パパは昔、どこかの暴走族に入ってたみたい。

兄の岳は、高校2年生で金髪。

弟の湊は、中学3年生で黒髪。

岳にぃと湊も暴走族に入ってる。