それがどうでしょう。

()の方とがっつり目が合ってしまっている。

…これ以上注目されるのは御免なんだけどなぁ。



このまま去ってくれないだろうかと項を垂れそうになり

とりあえず無言で見つめ合うのも変なので扉を閉め、中に入りながら一言かけてみた。



「起きましたか。現在は昼休みですが、体調は大丈夫ですか?」

(まぁあれだけ来てるし、サボり説のが濃厚だろうけど…要らぬことは言わんとこう)


「…」


無言……これ以上関わらないで済むなら有難い限りだ。



そう思ったのと同時に、歩き出した気配を感じ見てみると


⎯⎯⎯ 彼がこちらに近づいて来るではないか。


そして目の前で止まったかと思えば、今度は顔を近づけてきた。