……あ、可愛い。 照れちゃった。

なんてニマニマ顔を浮かべていると



「その顔、か、可愛いっ!…じゃなくて急に攻めてくるのは反則じゃない?! 僕まだ瑠花からは耐性ないんだから!」



そう早口に言いながら、彼は顔を手で覆ってしまった。



⎯⎯⎯うわ、、耳まで真っ赤…


『うぅ…』 なんて唸って、顔隠して俯いて。


なにそれ可愛すぎない!?



あまりの可愛さに悶え、思わずぎゅっと抱きつくと耳元で



「瑠花、もう襲っていい?」



……あれ、、今度はブラック理斗…?

今更だけど理斗って声までもイケボなんだよね。



ゾクゾクと背筋に伝うものを感じ、咄嗟に離れると

理斗の瞳が色濃く獣のように鋭く光らせていた。