最寄りの駅で電車を待っていると後ろから肩を2回叩かれる 「おはよっ! 羽奈」 大きな声にびっくりして振り向くとそこには親友が立っていた 「ちょっと、その大声どうにかならないの〜? おはよう、咲江!」 中学から高校まで同じで、私の親友である 高良 咲江 (タカラ サエ)だ。 「羽奈がボーッと立ってるからだよ〜 ねえ、今日数学小テストあるらしいよ」 「えっ、本当に最悪…」 なんて会話をしながら、私たちの学校へ向かう