次の出勤日。

緑さんは普通に出勤した。
額には絆創膏が貼ってあるのが、前髪の間から見えた。

「緑さん、前髪作ったんですね」
「流石にこれ貼ってるの恥ずかしいしね…」

緑さんは「この前はありがとう」というと、お店の中へと行った。






前髪可愛いすぎます!!!


お姉さん感はあるけど、それに少女感がプラスされたというか…

まぁ、とにかく前髪を作った緑さんは可愛いんです。



今日は祝日。
お店もそれなりに忙しい。

とにかくレジにひたすら大行列ができ続ける。
今までにない速さできっとレジ打ちをしていたはず。

そして本の補充。
どうやら有名作家の本が発売らしく、飛ぶように売れた。

まさかその本が全て売り切れるとまでは思わなかった。




「白鳥さん、あの棚お願い。涼海さんは、1番上に、お願い出来る?」

「「はい」」

店長に大量の本を台車に載せられ、それを緑さんが動かす。

「じゃあ、お願いね」

店長はすぐ様PCに向かい、細かく何かを打ち込みをしてるみたい。


「私、変わります」

「やめやめー、お姉さんやりますよー」


緑さんは台車を押すのを代わってくれない。

そのまま緑さんの後を着いていき、本を並べる棚の位置まで来た。