エリートパイロットは没落令嬢を惜しみない愛で包む


久斗さんのことが頭から離れないまま一通りの支度を済ませ、ベッドに入る。
アラームをかけようとスマホを開くと、一件新着メッセージが届いていた。

「え? 久斗さんから……?」

思いがけない人物からで心臓が大きく跳ねる。
緊張と嬉しさが混じった気持ちで、開封してみた。

【明日頑張って。応援してる、おやすみ】

「……っ!」

きゅんと甘く胸が締め付けられる。
きっとさっき、バタバタと別れてしまったからこうやってメッセージをくれたのかも。

【元気に頑張ってきます。明日はゆっくり休んでください。おやすみなさい】

スタンプを送るか送らないか悩んで、結局そのまま送信する。
瞼を強く閉じ、鼓動が速いまま布団を被った。
久斗さんには些細なことでも、私にとっては元気の源になる。

私、久斗さんのことがすごく好き―――。