エリートパイロットは没落令嬢を惜しみない愛で包む


委縮しながら応えると、秋元さんは笑顔でその場に立ち上がる。

「じゃあ、また今日中に携帯に連絡するから今日の面接はこれで以上です! バタバタしちゃってごめんねぇ、いっしょに来てくれる?」

彼女に続き立ち上がり、ドアから出た秋元さんと矢代さんの後ろをついていこうとすると。
急に矢代さんがくるりと後ろを振り返り、私を凝視した。

「!?」

な、なんでしょう?

声にはならなかったが、口の中で質問する。
すると矢代さんは首を傾げてすぐに背中を向けてきた。

矢代さんと上手くやっていけるかなぁ。

今まで出会ったことがないタイプの男性と一緒に仕事は想像ができなくて、少しだけ……いやとても不安な気持ちになる。
けれど自分が働きたいと思った職場で働けることになったので前向きに捉えよう。

挑戦してみるしかない! 久斗さんも私のために頑張ってくれているし……!