その後、私たちは秋元さんに喜んでもらえるプレゼントを一生懸命探した。
矢代さんはなぜか怒りながらだけれど秋元さんの『誰にでも平等で、明るいところが好き、あと顔がタイプ』と教えてくれた。
プレゼントを選んでいる途中、私たちはフォトジェニックなカフェを見つけてしまい、もちろん入店してしまい、たくさん写真を撮ったりなんかしてたら結構時間がロスしてしまったけれど。
なんとかカジュアルでアウトドア好きな秋元さんに、ピッタリの可愛いジャンパーと帽子を買うことができた。
完全にこの数時間で矢代さんと打ち解けてしまい、SNSのアカウント情報の交換を済ませ、最新の写真にイイね!を送り合うまでになってしまった。
矢代さんと楽しい時間を過ごせたおかげで、辛い気持ちが少しだけ和らぐ。
「……それで、告白はどうするんですか? 場所はやっぱり羽田空港ですか?」
徒歩で自宅の品川のマンションまで矢代さんと歩いて行く。
矢代さんに送り届けななくていいと断ったのだけれど、さっき小春さんが店で暴れたりしたので「ひとりにするのが怖い」とわざわざついて来てくれたのだ。
「羽田に告白に良い場所なんてねぇだろ」
「そんなことないですよ。第一ターミナルの屋上にある展望台なんておすすめです♪ 私が久斗さんに告白された記念すべき場所です」
意気揚々に告白のオススメスポットを伝えていると、自宅のタワーマンションの敷地内にやってくる。
エントランスには他の住人が入っていくのが見え、駐車場の前には警備員さんが立っていた。
「じゃ、俺はこの辺でお暇するわ。ここまでこれば大丈夫だろ」
「ありがとうございます、矢代さ――……」
「つむぎ?」



