「い、いいえ」
「なんで言わない?」
「なんでって……」
久斗さんが小春さんを大切にしているのを知っているからだ。
小さい頃から彼が手塩をかけ面倒を見てきた、世界にただひとりの妹だから……。
「わ、私……今日の出来事だって、言えるのか自信がないんです」
再び涙がこみ上げ、手の甲で必死で拭う。
「久斗さんがショックを受けて、兄妹の絆にヒビが入ることが怖い。それにこの状況を、私のせいで悪化させたくないというのもあるし」
「優しいのかなんだか知らないけど、お前を見てると本当イライラするわ」
矢代さんの厳しい言葉に、思わず口をつぐんだ。
「旦那が愛しているのはお前なんだ。血が繋がってなくても生涯をいっしょに過ごす相手はお前なんだ。妹なんかに負けてるわけないんだよ!」
「矢代さん……」
矢代さんの言葉に胸が熱くなり、涙が止まる。
「この前店に旦那が来た時もお前は気づいていなかったが、ずっと気にしていたしな。わざわざフライトの後に様子を見に来るなんてよっぽど好きだぞ」
「はい……思い当たる節があります……」
久斗さんに告白されたときも、私と矢代さんに嫉妬していたと言っていた。
「妻として自信を持て」
「なんで言わない?」
「なんでって……」
久斗さんが小春さんを大切にしているのを知っているからだ。
小さい頃から彼が手塩をかけ面倒を見てきた、世界にただひとりの妹だから……。
「わ、私……今日の出来事だって、言えるのか自信がないんです」
再び涙がこみ上げ、手の甲で必死で拭う。
「久斗さんがショックを受けて、兄妹の絆にヒビが入ることが怖い。それにこの状況を、私のせいで悪化させたくないというのもあるし」
「優しいのかなんだか知らないけど、お前を見てると本当イライラするわ」
矢代さんの厳しい言葉に、思わず口をつぐんだ。
「旦那が愛しているのはお前なんだ。血が繋がってなくても生涯をいっしょに過ごす相手はお前なんだ。妹なんかに負けてるわけないんだよ!」
「矢代さん……」
矢代さんの言葉に胸が熱くなり、涙が止まる。
「この前店に旦那が来た時もお前は気づいていなかったが、ずっと気にしていたしな。わざわざフライトの後に様子を見に来るなんてよっぽど好きだぞ」
「はい……思い当たる節があります……」
久斗さんに告白されたときも、私と矢代さんに嫉妬していたと言っていた。
「妻として自信を持て」



