エリートパイロットは没落令嬢を惜しみない愛で包む


タイミングよくやってきた秋元さんが、私たちの間にきてフォローを入れてくれるが、矢代さんの怒りは収まらない。

「だとしてもお客さんにはそんなこと関係ないじゃないっすか。平等に一定のサービスを提供できなくちゃ不公平ですし」

たしかに矢代さんのいうことはもっともだ。
自分が言われたことを守れないのがいけない。

「申し訳ありません、次からは気をつけます!」
「ったく、本当に頼むぞ。じゃあ上がっていいから」

矢代さんに言われて自分の勤務時間が終わったことを知る。

今日もたくさんやらかしちゃったな……。
更衣室で着替えながら思わず大きなため息をつく。
久斗さんもフライトに出ていてこの数日間会えていないので、私は瀕死の状態になっていた。

でも今日は夜に帰宅するっていってたし、夕食を作って久斗さんを待っていよう。