私、やっぱり好きだよ。
少し前より細くなったような感じがしたモモの体をギュッと抱きしめた。
キモイとか、なんだって思われたって、
私が好きだって事実は変わらないんだ。
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「色々あったし、沢山迷惑かけちゃった時あったし、頼りないかもしれないけど、」
ナツキは1呼吸置く。
私と目が合う。
私は頷く。
覚悟は出来てる。
「私、やっぱりモモが好きっ!周りにどう思われても、モモが大好きっ!!」
「…っ」
私は思わず抱きついてしまった。
ずっと思ってくれてありがとう。
変わらず好きでいてくれてありがとう。
「私も、大好きっ」
言えた…
私は抱きしめていた体を離し、ナツキと目を合わせる。
「付き合って、ください。」
「それ、私が言いたかったセリフ…」
心の中で小さく"ごめん"と呟いた。
私たちはお互いを見て、微笑む。
その時、玄関口が開く音がした。
私とナツキは近づきすぎた距離を少し離す。
「コンビニ案外遠いのねー」
「モモ、お皿借りてもいい?」
「あ、い、良いよ!!」
嬉しさと恥ずかしさを誤魔化しながら話した。
2人の死角だからバレていないけど、テーブルの下で私たちは手を繋ぎあっていた。
「あっ…」
部屋に明かりが灯る。
暖房の電源を入れる。
部屋中が暖かくなっていく。



