極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。

 ……うーん、やっぱりこの服私には似合わないよ。

 朝ご飯を食べて洗顔も終えて、自分の部屋で数日前に紗代ちゃんに選んでもらった服に着替える。

 でも私には凄く……似合ってないと思ってしまっている。

 私は地味で暗くて、こんな明るくて可愛らしいコーデは……。

 今私が来ているのは、ふんわりとした薄い桃色のフレアスカートに七分袖の白いトップス。

 その上に肌寒いといけないからと言われて、桃色ベースの薄紫のカーディガンを着ている。

 これはあまりにも……ミスマッチすぎるよ、紗代ちゃん。

 心の中で呟きながらも、家を出ようと一回へと降りる。

 その時、お兄ちゃんと鉢会った。

「結衣おはよー……って何だその可愛すぎる格好は!? 今からどこか行くのか!?」

「うん。そうなのっ。」

「どこに誰と行くんだ!?」

 えっ……それ言わなきゃダメなのかな。

 お兄ちゃんって過保護だなぁ……と、口に出さないように心に留める。

 まぁでも、余計な心配をかけたくないし言っておこうっ。

「えっとね、秦斗君と一緒に遊園地に遊びに行くんだっ。暗くならない内に帰ってく――」