極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。

 そしてその後に、何かを思いついたように手を打った。

「そういう事なら、あたしがプロデュースしてあげようか? 今日にでも一緒に服とか買いに行かない? アドバイスくらいならしてあげられると思うし。」

「い、いいのっ……!?」

「もっちろん! このあたしにドンと任せなさい!」

 頼もしい、紗代ちゃん……!

 まさかプロデュースしてもらえるなんて……紗代ちゃんは一体、どこまで心が寛大なんだろうか……。

 だけど紗代ちゃんに手助けしてもらえるのは、私としてはとてもありがたい。ありがたすぎるくらいに。

「それじゃあね、今日はまずコーディネートとか決めよっか。それから軽めのメイクとかしていって……」

 紗代ちゃんはもうスケジュールを練ってくれているのか、何やら呟いてメモを取っている。

 その時おもむろに、紗代ちゃんが「あ。」と声を上げた。

「そういや眼鏡はどうするの?」

「……眼鏡は、つけておきたい。」

 紗代ちゃんからの質問に、少し悩んでから答える。

 度が入っている眼鏡じゃないから、秦斗君とは仮とはいえ交際しているから、眼鏡は外してもいいと一瞬思ってしまった。