極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。

「う……やっぱりそうなのかな……。」

「でしょーが。男子と出かけるのはデート以外の何物でもないよ。」

 もぐもぐとお昼ご飯を食べながらあっけらかんと、紗代ちゃんは口にする。

 実は昨日、私もネットで調べてみたんだ。男の子と出かける事について。

 でもネットにはいろんな考え方の人が居て、どれを信じればいいかが私には見当がつかなかった。

 だから信頼している紗代ちゃんから、そういう情報を得たいと思っている。

 だけどどの記事にも共通していたのが……デート、という単語。

 それまで私は秦斗君との単なるお出かけだと思っていたから、昨日から変に意識してしまっていた。

「デートって言われても……私、どうすればいいと思う? こういうの初めてで、何にも分からなくて……」

「まぁそうか。結衣って男子共と接点なかったし、そりゃそうなるよね。」

 うんうんと頷いて、理解したと言わんばかりの表情になる紗代ちゃん。

 その表情を浮かべた紗代ちゃんは、顎に手を当てて少しだけ考え込む仕草をする。