極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。

「そ、それは分かんないけどっ……あの、えっと……。」

 私が口ごもっている間に、またもや引き寄せられてしまい。

 顎をくいっと傾けられ、ちゅっ……といった音が響く。

「顔真っ赤だね、結衣さん。」

「……秦斗君のせい、だよ。」

「それもそっか。ふふっ、本当に可愛すぎてどうにかなりそう。」

 こっちだって、秦斗君がかっこよくてどうにかなっちゃいそうだよ……!

 という言葉をすんでのところで呑みこむ。だって、言ってしまったらまたキスをされてしまうかと思うから。

 嫌じゃないけど、こう何度もされると恥ずかしいし……。

 そう思っている私に、秦斗君は優しい手つきで私の頬を撫でてから。

「誰よりも愛してる。これからもずっと守るから、俺の隣に居てほしい。」

「それは……私のほうこそ、です。」

「結衣さんらしい回答。そんなところも、愛おしすぎて可愛いんだけど。」

「あぅ……甘いよ、秦斗君……。」

「結衣さん限定でね。」

 王子様な彼は、もしかしたら隠れた独占欲を持っているのかもしれない。