極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。

 その中にいつになく“甘さ”が加わっていて、ドキッとしてしまった。

 背中に回された手は、離さないと言わんばかりに力がこもっている。

 私は身動きが取れないまま、ドキドキに耐えながら返事をした。

「……思って、いいよ。私は秦斗君のこと、大好きだからっ……。」

 かっこよくていつも助けてくれて、誰よりも輝いている秦斗君だから。

 だから、好きになったんだ。

「そっか……ふふ、あーすっごく嬉しい。結衣さんが俺を好きでいてくれるとか、夢みたい。」

「ゆ、夢じゃないよっ……!」

「そうだね。こんなに可愛い彼女が、俺の腕の中に居てくれるんだもんね。」

「っ……!」

 さらっと言われた“彼女”という単語に、かぁぁっと顔に熱が集まる。

 う……そ、そういうのは心臓に悪いっ……。

 意地悪そうな表情を浮かべている秦斗君は、きっとそこまで思ってはいないんだろうけど。

「結衣さん。」

「は、はいっ……!」

「今から、俺の家行かない?」

「…………へっ!?」

 か、秦斗君のお家っ……!?