極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。

 最近の私、やっぱりどこか変だ……。

 秦斗君の笑顔を見たら、すっごくドキドキする。

 ……というよりも、秦斗君の近くにいるだけでも緊張してしまう。

 今まではこんな緊張、なかったのに……。

 あるとしても、それは秦斗君と私が釣り合っていないという不安から。

 けど今は、隣に居たいけど緊張する……っていう、自分でもよく理解できない感情になる。

 初めての感覚に、私は今でも戸惑う事しかできない。

「結衣さんは眼鏡、伊達って言ったよね。」

「う、うんっ……!」

 ドキドキが未だ収まらない中、秦斗君は小さくそう言う。

 今の今まで秦斗君のことを考えていたからか、私は大きく返事をした。

 でも、それがどうしたんだろう……?

 その通りだけど、どうして秦斗君がその話を切り出してきたかが分からない。

 頭にはてなマークが浮かび、不思議に感じて首を傾げる。

 それと同時に、秦斗君の言葉によって私の心臓は嫌な音を立てた。

「どうして結衣さんは、伊達眼鏡をつけているか……聞いてもいい?」