すると風真君は、とても驚いたように目を見開いた。
「……ううん、空音は悪くない。俺が無理に空音を連れていってしまったから、これは俺が悪い。」
「た、確かにそうかもしれないけどっ……。」
「でしょ？ だから空音が謝る事じゃ――」
「で、でも！」
『俺と一緒に、オカルトについてもっと研究してみない？』
私を誘ってくれた時の言葉が、脳裏に焼き付いて離れない。
ここに来る事を決めたのは、最終的に私。風真君の言いなりじゃない。
脅されたのは怖かったけど、それ以上に私だって楽しみにしてたもん。
……もしかしたらもっと、風真君に近付けるかもしれないって。
風真君は霊が視える。私も視えるようになったら、もっと風真君と仲良くなれるんじゃないかって。
「怖かったのは怖かった、けど……私も、楽しかったもん！ 風真君が企画してくれたものだったし、風真君が守ってくれたから大丈夫だった！ だから謝らないで……――っ！」
「……空音は何で、そんな可愛い事ばっか言うの？」
可愛い、事……？
「……ううん、空音は悪くない。俺が無理に空音を連れていってしまったから、これは俺が悪い。」
「た、確かにそうかもしれないけどっ……。」
「でしょ？ だから空音が謝る事じゃ――」
「で、でも！」
『俺と一緒に、オカルトについてもっと研究してみない？』
私を誘ってくれた時の言葉が、脳裏に焼き付いて離れない。
ここに来る事を決めたのは、最終的に私。風真君の言いなりじゃない。
脅されたのは怖かったけど、それ以上に私だって楽しみにしてたもん。
……もしかしたらもっと、風真君に近付けるかもしれないって。
風真君は霊が視える。私も視えるようになったら、もっと風真君と仲良くなれるんじゃないかって。
「怖かったのは怖かった、けど……私も、楽しかったもん！ 風真君が企画してくれたものだったし、風真君が守ってくれたから大丈夫だった！ だから謝らないで……――っ！」
「……空音は何で、そんな可愛い事ばっか言うの？」
可愛い、事……？
