「咲来もそんな事言うのかよ……。」

 あれ……もっと別の事言ったほうが良かったんだろうか。

 そう思うも、これが私の本心だしなぁ……。

 うーんと悩んでいると、その後続々と部員が集まってきた。

 やっぱりみんなまだ眠たそうに、目をこすったり欠伸を零したりしている。

 そして数分もしない内に全員が集まり、風真君はこほんと一つ咳払いをしてから。

「それじゃ早速、各自グループで動いてね。それと集合時間までには戻ってきてね。」

「「「はーい。」」」

 風真君の言葉にみんな、意気揚々と返事をする。

 だけど私は乗り気になれず、一人ため息を洩らしていた。