「…な…、あ、えとっ…。」 真が顔を真っ赤にして焦っている。 何この仔…。 「……もう、何してんだ俺…。」 そう言って、頭をかく真。 本当。 何してんだろね。 「…あぁ、もうっ! 行くぞ、凛っ!」 いきなり私の腕をつかみ歩き出す、真。 結局、いつも通り。 多分、こんな事が何十回あっても 私達の関係は変わらないと思う。 けど、結婚て……。 また、おばさんの適当な言いがかりかと 思い深く考えなかった。