「はぁー。 もう、10時だっていうのに こんな暗い中帰ったら襲われるしっ!」 真が言った。 女の子じゃあるまいし。 「優奈と一緒に 帰ったら、良かったじゃん。 なんで、戻ってきたのさ。」 別に、嫌だったんじゃないけど。 「だって凛、楽しーもん。」 …………。 なんか、 意味分かんないけど嬉かった。 「さぁ、帰りましょーかねっ!」 真が言う。 「途中まで、送ってあげる。」 そう言って、階段を下りる。