……アイツ一体、何言ったんだよ。 この前の事だって、 凛がどれだけ傷ついたか…。 「あぁー、ムカつくっ…!!」 ――ガンッ! そこにあった、空き缶を蹴った。 ――ゴロゴロ…、ガンッ。 誰かに当たった音がした。 「痛っ…。」 声がした方を見る。 「……えっとー…。」 キョドってしまった俺。 「翔でいいよ。 前も言ったと思うけど。」 翔が笑って言った。 「…サンキュー。俺も真でいいから。 ってか、ごめん。」 俺が言う。