「嵐は一瞬にして去っていったね…」
海斗さんと優羽くんがほっとした様子でつぶやいた。
「響音さん!大丈夫ですか!?」
私は、響音さんに駆け寄った。
「あぁ。大丈夫だ。」
平気そうにしているけど、少し顔色が悪い。
「…部屋で休んでください!」
「あぁ…そうさせてもらう。」
そう言って、響音さんは部屋に戻って行った。

「心配だね…」
桃里くんが、お粥を作って持って行ってあげたらいいんじゃない?と提案してくれた。
「確かに!そうするね。」
「僕(俺)達も手伝う!」

私たちは、卵がゆを作って、響音さんに持って行った。