「お待たせしましたー！」
「いや、今来たところだ。」
響音さんは、ダボッとした白いスウェットに、黒デニムのジーンズを履いてきていた。
とても似合っていて、ついこんな人と歩くのか…と考えてしまった。
「…服、似合ってるな。」
響音さんが、笑って言った。
「あ、ありがとうございます…響音さんこそすごく似合ってます…！」
「ありがとう。今日は、曲作りを手伝いに来てもらえてすごく助かる。あいつらを連れてきても騒ぐだけだからな…」
「いえいえ。お役に立てるか分かりませんが…」

歩きながら会話をする。
響音さんの好きな食べ物や好きな漫画などなど…

お互いのことが知れて凄く嬉しい。
そして何より意外だったのは、響音さんの嫌いな食べ物がピーマンとグリーンピースだったことだ。