「ごっ、ごめんなさい!!大丈夫ですか…?」
「ちっ」

私は、凄く背が高くて、かっこいい男の人にぶつかってしまった。
そして、彼と入れ違いで、華宮学園長が私を探しに来てくれた。

「あら、桜ちゃん!探したわよ。ほら、体育館はこっちよ!」
「あ、はい…あの、今背の高くてかっこいい男の人とぶつかってしまったのですが…」

さっきの男の人のことを伝えると、

「あぁ。鬼崎くんのことね。あの子はSTART&L♡VEってグループのメンバーよ。まだデビューはしてないけどね。」

「そうなんですね…」

START&L♡VEとは、まだデビューしていないけど、とても人気なグループらしい。
デビューしていないのに、単独公演を行っているほどだそうだ。
もう少しで、CDデビューをするとも聞いた。


私が、そう普通に聞いていると学園長から急に爆弾発言が飛び出した。

「あ、桜ちゃん、貴女がSTART&L♡VEのマネージャーをしてもらうわ。貴女を見つけた時、この子しかいない!ってビビッと来たのよ~♪」