おもちゃ屋の隅においてあったぼくを、
彼女のお父さんが見つけてくれました。

「はい、誕生日プレゼントだよ」

お父さんは家に帰ると、
大きな箱を彼女に手渡しました。

彼女は手を伸ばして、
ぼくを箱から出してくれました。

彼女はまだ5歳、とても小さくて、
少し重そうにぼくを持ち上げました。

「やったぁ、みーのワンちゃんだっ」

彼女は笑い顔でそう言うと、
嬉しそうにぼくを抱きしめてくれました。


それから、ご飯のときも寝るときも、
ぼくは彼女の腕の中にいました。

いつも、彼女と一緒に過ごしました。

いつも、彼女の温もりを感じました。

彼女のそばにいて、
毎日がとても幸せでした。