「メダカこそ、何してんの?」 名波先輩は、心なしか少しイラついているように見える。 怒りたいのは私なのに。 何も言葉が出てこない。 「早く行かないと…置いてかれますよ」 私は先輩の手を解いて、小走りで3人の後を追いかけた。 ちゃんと話さないといけないのは分かってるけど。 心を整理する時間がほしい。