「あ…あの…えと…」 どこからか、男の声が聞こえる。 私は目の前にある何かに抱きつき、うつろに目を開いた。 「…?」 目の前には誰かの背中。 「お~い雫~」 聞き覚えのある親友の声を聞き、いっきに現実に引き戻される。 「あっ! 私…」 そうだ。 みんなでお兄ちゃんの手料理を食べてから、 みんなで寝ちゃって… って、あれ? 自分が抱いているものを見つめる。 「…ひ…晃~~~!!??」 私は寝ぼけて晃に抱きついていたのだった。