ド派手プラスお(つむ)の残念な少女たちは、笑いのツボにはまったらしい。けたたましい笑い声は、止まりそうになさそう。

 そろそろわたしの出番よね?

 というわけで、痛む左足をひきずりつつ、ヘンリーの側へ行こうとがんばった。

「あなたたち、いい加減になさい」

 気持ちははとっくの昔にヘンリーとノエルの側まで行き、彼らをド派手少女たちから守っているつもりである。だけと、残念ながら体が追いつかない。

 だから、口だけでもはさんでみた。