居間に行くと、法務大臣のアーサー・スタンスフィールド伯爵とサザーランド伯爵の奥さんと息子のフランクが待っていた。

 三人とも、長椅子に腰かけず所在なげにウロウロしている。

「お待たせいたしました」

 詫びながら居間に入ると、三人はすぐに駆けよって来た。

「公爵夫人、お加減はいかがですか? この度はご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」

 わたしよりずっと年長で、なにより法務大臣という要職についているスタンフィールド伯爵に頭を下げられ、困惑してしまった。