「それは知っています。いくらなんでも常識ですから」
「とりあえず、コリン。きみが教えてやれ」
「どうしておれが?」
「どうして彼が?」

 バーナードの命令をきき、おもわず叫んでしまった。

 それがあの傲慢な顔だけ男とかぶってしまった。