「おいおい、ヘンリー……」
「案ずるな、ヘンリー。お祖父(じい)様が手伝ってやるからな。スイーツを食べながら、可愛らしいレディとイマイチなレディとお喋りに花を咲かせるのじゃ」
「まあ、楽しそう。というか、イマイチなレディって……」

 コリンが止めようとしたところに、クレイグが張り切って提案した。しかも、わたしのことを「イマイチなレディ」って……。

 大人なわたしは、そこは流しておきましょう。