コリンは、やさしく微笑んだ。

 そんな微笑み、わたしにもずっと見せてもらいたいものよね。

 大人なわたしは、そんなやっかむようなことは思わない。

 そのとき、ノーラがわたしの隣でコクリと小さく頷いた。

 少なくとも、彼女は検討してくれる。

 それがうれしかった。