そこにちょうど桃子の父親が病室に入ってきた。

ものすごい暗い顔をして。


「あなた、赤ちゃんは?」


嫌な予感がした。


「死んだ.....」

小さく呟くように言った。


「えっ、、」


母親は固まる。


「死んだんだ!片方だけ」

「片方、、」