青葉は疑問だった。

母親も父親も残念だが桃子を可愛いがっていなかった。

それなのにどうして今頃...わざわざ誘拐してまで桃子を連れ去るのか。


「考えるのは後だ、今はももを連れ戻す。ももはあそこに居たらダメだ、取り敢えず今はももを!」

黒神は今は一刻も早く桃子を、あの場所から助け出す事に頭がいっぱいだった。


しばらく車を走らせ、数台の車が桃子の家の前に止まる。


「車のナンバー車種一緒っす!」


そう赤宮が言うと黒神はみんなに


「準備はいいか!」


その声にみんなは意気込む


「「はいッ!」」