(ガチャッ)

トイレの鍵があき、ドアが開いた。


桃子は涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃだった。

そんなことお構いなしに黒神は桃子を抱きしめた。


「ありが.....とう.....(ズズッ)」

「うん、いっぱい喋れて偉いな。」


黒神はそう言いながら桃子の顔を自分の服で拭いてあげる。