まるでどこかの王子様みたいな優しい笑みを浮かべ、懐かしい大きな手を差し伸べた。 私のヒーロー──。 (そんなの答えは一つだよ。) 彼女もまた手を差し伸べ、彼の大きな手をとる。 私を助けてくれた人──。 「はいッ!」 女の子の、幼い可愛らしい笑顔から 女性の、優しく少し色気のある、でもどこか、あの頃を思い出させるような、幼い笑顔を見せた。