──3月下旬
 

母親のことも片付いたし、もう桃子に危害を加える者はいない。

父親はもう二度と桃子に合わないと黒神達と契約書を交わした。


もし近づいたら、その時は……。


父親は黒神に殴られて目が覚めたようだった。

離婚しようと言ったのも父親から。

契約書を書いている間もずっと桃子に謝ってばかりだった。