黒神の部屋にて‥
 

「これ書類。本当に養子縁組を?」

「あぁ、そのほうがもものためだ。」

「だけど.....」


黒神と白洲は桃子を新しい家族のもとへ送ろうとしていた。


「最初から決めてたことだろ」


黒神は桃子の将来のことを考えて、ここで過ごすより絶対に普通の、
新しい家族のもとで暮らした方がいいとずっと思っていた。