その紙に書いてあった名前を赤髪の男が呼んだ。 しかし女の子、桃子はまた首を傾げた。 「とりあえずここから出たほうが、、」 そういいながら青髪の男は、先ほど書類と一緒に持ってきた檻の鍵を使って鍵を開けた。 桃子を檻の外に出してあげる。 そして他の子供達の姿を見せないように、ずっと黙って様子を見ていた黒髪の男が桃子を抱っこした。 後ろには赤髪の男が立って見えないようにして、その建物からでた。