「ごめん、着替えを置くのを忘れていたよ。愛子の荷物を持って来たから、この中から選んで着替えてくれるかな?」

 パパがわたしが持って来たバッグ片手に入って来る。わたしは咄嗟に前を隠して下着姿を見られないようにする。

「み、見ないで!!」

 いくら宇宙人とはいえ、血の繋がりのない男に見られていい格好じゃない。羞恥で顔を赤くするわたしに、パパは何故かじいっとこちらを見つめ、側まで近付く。パパの行動が理解出来ずに後退り、壁まで追い込まれるとパパの腕がわたしに伸びる。