そうとなったら、やはり結婚相手は重要だ。
みんなから羨ましがられるような相手にしないと。
結婚相手の条件は、
既に爵位持ちか、爵位を受け継ぐことのできる長男。
次男以下は論外だ。
爵位もなんでもいいってわけじゃない。
今の自分より格上の王族か公爵が良いけど、
力のある伯爵家や辺境伯でもよしとしましょう。
メイドに命令して、
自分の条件に当てはまる男をリストアップする。
容姿や年齢、性格なども考慮すると残った男は数えるほどしかいなかった。
やはり第一希望はユリウス国王だが少々ハードルが高い。
ウィステリア王女といまだに関係が切れていないという噂もある。
経済界の大物ロートシルト伯爵家のギュンター様も有望株だったが、
こちらはラーデマッハー伯爵家のクララ嬢と先日結婚してしまった。
あと顔で言えばファーレンハイト辺境伯家のマルクス様も好みだが、
隣のダンデリオン大公国の大公の親戚の娘と婚約間近だとか。
(もう何よ、みんな売約済みってわけ?)
一人で勝手に憤慨していたユリアーネの目がふと止まる。
「あら、この方いいじゃない。」
独身でシュトラウス公爵位の法定相続人。
顔もハンサムだし、国王陛下の第一秘書なんて将来の出世間違いなし。
「決めたわ。私、エルマー様と結婚するわよ。」
みんなから羨ましがられるような相手にしないと。
結婚相手の条件は、
既に爵位持ちか、爵位を受け継ぐことのできる長男。
次男以下は論外だ。
爵位もなんでもいいってわけじゃない。
今の自分より格上の王族か公爵が良いけど、
力のある伯爵家や辺境伯でもよしとしましょう。
メイドに命令して、
自分の条件に当てはまる男をリストアップする。
容姿や年齢、性格なども考慮すると残った男は数えるほどしかいなかった。
やはり第一希望はユリウス国王だが少々ハードルが高い。
ウィステリア王女といまだに関係が切れていないという噂もある。
経済界の大物ロートシルト伯爵家のギュンター様も有望株だったが、
こちらはラーデマッハー伯爵家のクララ嬢と先日結婚してしまった。
あと顔で言えばファーレンハイト辺境伯家のマルクス様も好みだが、
隣のダンデリオン大公国の大公の親戚の娘と婚約間近だとか。
(もう何よ、みんな売約済みってわけ?)
一人で勝手に憤慨していたユリアーネの目がふと止まる。
「あら、この方いいじゃない。」
独身でシュトラウス公爵位の法定相続人。
顔もハンサムだし、国王陛下の第一秘書なんて将来の出世間違いなし。
「決めたわ。私、エルマー様と結婚するわよ。」



